
The Waker's
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『The Walker’s』は雑誌だけでなく
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加瀬正之氏プロフィール
神奈川県横浜市出身。青山学院大学法学部を卒業後、ニューヨークで 4年間ジャズ(ベース)を学ぶ。1999年からジャズを中心に音楽ライターとして活動し、2005年4月にジャズ&音楽情報マガジン『The Walker's』を創刊。
The Waker's 発行人&編集人
加瀬正之さんインタビュー / 2010.1. mail Interview akemi
編集:以下編)『The Walker's』を発行しようと思われたきっかけを教えてください。
加瀬:以下加)2005年4月の『The Walker's』創刊以前に、アルバム・レビューや特集記事などジャズについて書かせて頂く機会があり、自分の中ではジャズだけでなく音楽に関してもっといろいろと書きたいことがあったのですが、本当に自分が書きたいこと、自分が紹介したいものを書くことはなかなか難しかったので、それならば自分自身でジャズ&音楽の雑誌を発行してしまうのが一番!と思いスタートしました。また、それがひとつの夢でもあったので。
編)加瀬さんが思うジャズの魅力を教えてください。
加)純粋にカッコよくて、ミュージシャンそれぞれの個性にも惹かれますし、とても奥が深いところですね。
編)レコード・CD・DVDなどジャズ関連のもの、音楽関連のものはどれくらいお持ちですか。なかでもこれは絶対お薦めだよ!という一枚を教えてください。
加)ちゃんと数えたことはないですが、2500~3000枚くらいは持っていると思います。一枚と言われると、やはり『The Walker's』の由来であるジャズ・ベースマン=リロイ・ヴィネガー(Leroy Vinnegar)さんの『リロイ・ウォークス!(Leroy Walks!)』というアルバムですね。
編)雑誌名、ベースマン列伝など、ベースがお好きなようですが、ベース、ベーシストに特別な思い入れがあるのでしょうか。また、ベースの魅力は何だと思われますか。
加)私自身、20代の頃にニューヨークでジャズ・ベース(ウッド・ベース)を学んでいたのですが、ジャズ・ベースマンにはとても熱い思い入れ、そして憧れの気持ちがあります。
10代でジャズに出会った頃にその重くて力強くて独特の存在感を放つウォーキング・ベースに衝撃を受けて、それ以来憧れの存在だったリロイ・ヴィネガーさんに生前ポートランドでお会いすることができたのですが、その時の感動は今でも忘れません。
そのような思いもあってリロイさんのニックネームだった『ザ・ウォーカー(The Walker)』から雑誌のタイトルを付けました。ですが、雑誌自体は特にジャズ・ベースだけに特化しているわけではなく、楽器もアーティストも幅広くカバーしています。
ベースの魅力は、けっして派手に目立つわけではないのですが、音楽をしっかりと支えている“縁の下の力持ち”的な存在感ですかね。リロイさんにも直接言われたのですが、「ジャズに限らず音楽においてベースの役割はとても重要で、ベースを取っ払ってしまうと音楽にとって大切なもの、フィーリングが失われてしまう」という所ですね。
編)紙面ではジャズメンだけでなく、クラッシュやブライアン・セッツァーなどロックミュージシャンも登場しますし、プロレスラーなど他ジャンルの方々もとりあげておられますが、加瀬さんが思われている 音楽誌『The Walker's』らしさを教えてください。
加)今の世の中には様々な音楽が溢れていて、ジャズの中だけでもいろいろな形のジャズが存在しています。純粋なジャズ・ファンの方々にも読んで頂きたいと願うと共に、普段ロックや他のジャンルの音楽を聴いていてジャズにあまり馴染のない方々や、例えば格闘技ファン、お笑いファン、ジャズという音楽に全く触れたことがない10~20代の若い世代の方々もいると思いますが、『The Walker's』はそんな方々にジャズという音楽に興味を持って頂くきっかけ、かけ橋的な存在になりたいと常々願っています。
そのような信念のもと、新旧のジャズをしっかりと捉えながらもジャズ以外の奇想天外な特集を組んだり、ジャズ以外の音楽・アーティストを紹介することも『The Walker's』らしさだと思っています。
編)The Walker's の目指すもの、今後の抱負などありましたら教えてください。
加)純粋に『The Walker's』を通してジャズに出会ったり、『The Walker's』に出会ったことでジャズという音楽により興味を持ったという方がもっともっと増えて欲しいです。また、大き過ぎる夢ではありますが、日本で創刊した『The Walker's』の英語版等が出来て、近い将来世界中で読まれるジャズ&音楽情報マガジンにしたいです。
編)ありがとうございました。